健康な子が生まれるとは限らない

いきなり不安煽る事書かなくてもいいのに・・・

でも本当の事なんです。ちょっとだけでいいので耳を傾けてください。

卵は母鳥から生まれた時点で雛として孵化するまでの栄養分は用意されています。
必要なのはそれをちゃんと吸収させ、雛を雛として育てるための環境です。

これらがちゃんと整っていないと奇形または障害を持った雛が誕生してしまう可能性があります。
最低限の予防としては

・親鳥が近親同士でない事
 (同両親から生まれた卵を孵化させた後そのまま雑居飼いをした環境で生まれた卵は使わない。
  良心的なブリーダーさんであれば「異血ペア」との記載をされています)
・温度と湿度の管理を徹底的にすること
 (外気(寒暖差のある場所)に極力出さない事。湿度も勿論重要)


これらが挙げられます。
しかし残念ながら、予防する事は可能でも可能性がゼロになるわけではありません。
どんなに管理された環境でも弱い子や先天性の異常を持って生まれる子もいます。
それらの矯正の可能性は限りなく高い子もいればゼロの子もいます。
この件に関しては「運」も大きく左右すると言わざるを得ません。

私が孵化させた9羽のうち、3羽はペローシス(開脚障害)を持って生まれてきました。
幸いにも軽度だったため、私のような素人の行う矯正でも回復してくれました。
そして素敵な里親さんに引き取られていきました。
(里親さんには引渡しの際に説明済です。それを承知で迎えてくださった里親さんに感謝)

この3羽のペローシスの原因と思われる兆候として、1つは転卵の際の違和感がありました。
1個の卵は転卵の際にどうしても重心が固定されてしまっていて、壁に寄りかからせるようにしたり
できるだけの努力をしましたが支えが無くなるとすぐに同じ場所が下になってしまう状態でした。

この卵からペローシスの子が孵化したのかどうかは不明です。
くれぐれも同じような状態に陥った時に「ペローシスが生まれるんだ!」と思って捨てたりしないでくださいね。


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